設定ファイルの管理
このページではコントロールパネル上のホーム
タブにある設定ファイルの管理機能、および設定ウィンドウのファイル
タブから使用できる高度な機能を紹介します。
はじめに: 設定ファイルの管理が必要となるケース
前提として、VMagicMirrorではカスタマイズした設定は自動的にセーブされています。
そのため、多くの場合は手動で設定を管理する必要はありません。
ここで紹介する機能が必要になるのは次のようなケースです。
- 同一キャラクターの着せ替えモデルを素早くスイッチしたい
- 体格・表情がまったく異なるキャラクターのセットアップを切り替えたい
基本操作
基本機能はコントロールパネルのホーム
タブから使用します。
現在の設定を保存したり、保存した設定をロードしたりするには、セーブ
またはロード
ボタンをクリックします。
ロード
では手動セーブしたデータに加え、オートセーブも選択対象にできます。
NOTE
オートセーブは特別なセーブ先で、VMagicMirrorを終了する際の設定が自動的に保存されています。 また、VMagicMirrorを起動した直後は自動でオートセーブの内容が適用されます。
とくにロード
について、キャラをロード
とキャラ以外をロード
のチェックがあることに注意して下さい。
キャラをロード
のみチェックをオンにした場合、設定は現在の値のまま、キャラクターのみを切り替えます。同じキャラクターの着せ替えを切り替えたい場合に使用します。
キャラ以外をロード
をチェックした場合、キャラクター以外の設定としてレイアウトやトラッキング設定などがロードされます。
両方のチェックをオフにした場合、ファイルの内容はロードされません。
NOTE
この方法でキャラクターを切り替えるとき、ローカルファイルからロードするキャラクターのライセンスは再度チェックせずにロードされます。
一方、VRoid Hubのモデルはサーバー上でライセンスが変更されている可能性があるため、毎回ライセンスチェックを行います。
また、通常使用する必要はありませんが、エクスポート
により、設定ファイルを任意のファイルに保存できます。エクスポート
で出力したファイルはインポート
から読み込めます。
ただし、エクスポート
したファイルはキャラクター情報を含みません。そのため、インポート
ではキャラクター以外の設定のみが反映されます。
高度な機能: オートメーション
NOTE
このセクションはプログラミングやネットワークに関する予備知識を想定したセクションです。
この機能でモデルを切り替える場合、ライセンスが十分管理された、ローカルファイルのVRMを使用して下さい。
VRoid Hubのモデルは本機能では使用できません。
オートメーション機能を有効にすると、VMagicMirrorに対してUDPでメッセージを送信することで、GUIを経由せずに自動で設定ファイルを切り替えられます。
オートメーション機能を有効にするには、設定ウィンドウのファイル
タブでオートメーションを有効化
をクリックします。
確認ダイアログの確認後、初回の場合はファイアウォールの設定確認ダイアログが表示されるため、設定を許可して下さい。
もしファイアウォール設定で通信を許可しなかった場合、Windowsのコントロールパネルからファイアウォール設定を変更する必要があります。
ファイアウォールを設定する方法についてはiFacialMocapのトラブルシューティングのQ1, Q2がほぼ同様の内容のため、参考にして下さい。
上記の設定後、指定したUDPポートにJSONテキストを送信することで、事前にセーブした設定をロードします。
送信するJSONメッセージの例を次に示します。
{
"command": "load_setting_file",
"args":
{
"index": 1,
"load_character": true,
"load_non_character": false
}
}
上記JSONのうち、変更可能なパラメータはargs
以下の3つです。
index
: ロードするデータの番号です。1以上、15以下の値を指定します。load_character
: 手動でロードする場合のキャラ情報をロード
のチェックに相当します。値をtrue
またはfalse
で指定します。load_non_character
: 手動でロードする場合のキャラ情報以外をロード
のチェックに相当します。値をtrue
またはfalse
で指定します。